2010年9月4日。土曜日。友引。
JR秋葉原駅より歩いて3分のライブハウス、秋葉原クラブグッドマンで
『AKIBAの街』完成記念イベント<AKIBAのマスロック>が開催されました!

会場には実に100名以上のお客様がつめかけ、大盛況。
開演までの間はアルコールやお喋りを楽しみつつ、
スクリーンに映し出された『AKIBAの街』の本編画像を眺めているお客様も数多くいらっしゃいました。
18時30分。
開演時刻を迎えての登場一番手は、さすらいのコント集団、アンチバッティングセンター。

しょっぱなから「裸族」姿で登場したメンバーに(写真は自粛)場内は悲鳴と興奮の渦に包まれ、
その後も二転三転するシュールなコントワールドにお客様の目は釘付けでした。だったはずです。

「日本の公用語が『おっぱい』に統一された世界」「うま○棒工場で働く人たちの悲哀」
「オネエなDJと童貞ADのCM撮影現場」など、意味不明に見えたいくつもの要素が
いつの間にかなんとなくひとつの世界を作り出し、なぜか感動のラストを迎えてしまう構成。
もっと評価されていい人たちだと思います。本当に。
続いての出演者は、でき心。
コント仕立てのストーリーの中にポップだったり毒入ってたりする個性的な楽曲が盛り込まれてゆくという、
独特の構成が特徴のバンドさんです。
今回の物語は、先祖代々ガンダ○の血を引く末裔の女の子「ガンダ・ム子(30)」がふつうの女の子を目指す、
という、なんだか宇宙世紀を感じる壮大なストーリー。
コント集団のアンチバよりも大きな爆笑の嵐が場内に巻き起こる中、
「おかあさん」などのしっとりした名曲では静かな感動の渦が広がっていました。
ここで、ブレイクタイムとして『AKIBAの街』完成記念トークショーが行われました。
『AKIBAの街』で「愛紗」役を演じた藤澤花恵さんと、プロデューサーのツチヤコウヘイを迎えて『AKIBAの街』の
制作秘話を語っていただきました(司会は加茂宏一さん)。
「CanCam」で読者モデルもしている藤澤さんの登場に、
場内からは「かわいい〜!」という声が上がっていました。
『AKIBAの街』のロケ中は「とにかく寒くて大変だった!」とのこと。
もともとアニメが大好きだという藤澤さんにとっては、秋葉原での撮影は思い出深いものになったようです。
本当にお疲れ様でした。
先頃テレビで全国デビューも果たしたアイドル、かものなつみさんの登場で場内はこの日最高潮といってもいい
異常な盛り上がりぶりを見せました。
「アキバ系? 萌え系? 地下アイドル?」と半信半疑でいた観客すべての想像をくつがえす、
ヘドバンありシャウトありダイブありドロップキックあり(?)で、
客席からは野郎どもの野太いオイコールが飛び交う、というすさまじいライブでした。
筆者も「ここは『LOUD PARK』の会場か?」と錯覚するほどでした。
相棒の「まいめりな」さんと2曲披露した後、ひとりでステージに残ってからもパワフルな楽曲を連発。
そしてラストは、テレビでも披露された代表曲「墓場ピクニック」!
すでにYou Tubeなどでも話題になっている楽曲だけに、あの印象的なサビ(引用は自重)では観客も大合唱!
狂熱さめやらぬオーディエンスの声をさらりとかわし悠然と去ってゆくかものさんの姿に、
筆者は「ロックスター」の面影を見たのでした。
そして大トリは、フジロックフェスティバル2009にも出演した実力派バンド、壊れかけのテープレコーダーズ。
カオスなイベントのトリを、貫禄のパフォーマンスで飾ってくださいました。
サイケデリックなギターとオルガンの絡み合いに、どこか懐かしく寂寥感を感じさせる詩世界が広がってゆく、
その圧倒的な世界観は他の追随を許しません。
ラストに披露された名曲「生まれる」は、混沌とした空気を浄化するように場内に沁み渡っていきました。
ボーカルのコモリさんの、ライブハウスや音楽への愛に満ちたMCも本当に感動的でした。
壊れかけのテープレコーダーズは現在セカンドアルバムの製作中ということ。
ファーストアルバムは現在全国のタワーレコード等で購入可能なので、ぜひ、たくさんの人に聴いて頂きたいところです。
イベントの最後は、お楽しみプレゼントコーナー。
司会は『AKIBAの街』プロデューサーの増山と土屋がつとめ、
アシスタントとして「ダメ子」役の中本有希子さんが登壇。
各アーティストの皆さんご提供のプレゼント抽選会がにぎやかに行われました。
出演アーティストの意外な一面(?)も垣間見えたプレゼントコーナーは
笑いのうちに終了。
最後に『AKIBAの街』主題歌「Rapunzel」にのせてエンドロールが流れ、
イベントはお開きとなりました。
実にトータル3時間にも及ぶ長丁場ではありましたが、
笑いと感動と興奮に満ちたとても素晴らしいイベントになったと思います。
ご来場いただいた皆様、ご出演いただいたアーティストの皆様、
そして、本イベントならびに『AKIBAの街』にご協力いただいたすべての皆様、
本当にありがとうございました!!
文責:増山寿史(音楽の専門知識がないのでそのへん抽象的です)
写真:橋本幸枝